環境の準備

チームメンバーの募集をはじめる前に(または平行して)、チームを運営するための各種環境を用意します。

なお、PyCon JPではできるだけ自分たちではサーバーを持たず、外部のサービスを利用しています。 理由としては、サーバーそのものを運用する手間をかけたくないためです。

チャット

チームメンバー間でのコミュニケーションのためにチャットを用意します。

Slack のチームを新規に作成しましょう。 Slackはさまざまな外部サービスとの連携(インテグレーション)が可能なので、後述するコード管理やタスク管理と連携できて便利です。

他の選択肢:

HipChat 、 メーリングリスト

タスク管理

タスク管理の環境を用意します。 PyCon JPでは JIRA を使用しています。

JIRAは有料のサービスですがPyCon JPでは Open Source License Request からライセンス要求を出し認められたため、無料で使用しています(ありがたいです)。

他の選択肢:

Redmine

ドキュメント管理

ドキュメント管理は Google ドライブ で行います。 フォルダをスタッフに共有し、ドキュメントはすべてそのフォルダに入れるようにします。

Google ドライブはスプレッドシートは非常に便利ですが、ドキュメントはさくさく書ける感じではないので他のツールも考えた方がいいかも知れません。

他の選択肢:

Confluence 、 GitHubのWiki、 esa.ioDocBase 、Wikiなどなど

コード管理

github の organization を作成します。 このorganization には基本的にスタッフを全員入れて、書き込み権限を与えます。

githubで管理する情報としては以下の様なものが考えられます。

  • サイトのソースコード

  • ドキュメント

  • タスク(後述します)

githubのissue機能はあまり強力ではないので、本格的なタスク管理を行いたい場合には別なサービスの利用をおすすめします。

他の選択肢:

BitbucketGitLab

お金管理

銀行口座

イベントのお金を管理するために銀行口座を作成します。 ジャパンネット銀行任意団体(サークル等)の名前で口座を開設 できるようなのでおすすめです。

ジャパンネット銀行が便利な所

  • 振り込みにトークンが必要なので、会計担当がトークンを持てば安心

  • トークンを追加可能(振り込み担当を複数人とかもできる)

  • デビットカード番号が発行できるため、カード決済も可能。カードレスVisaデビットだとカード番号を一時的に発行して捨てることもできる

他の選択肢:

株式会社ゆうちょ銀行

PayPal

イベントのチケット販売したお金を受け取るために PayPal の口座を用意します。 支払いを受け取るためには ビジネス向けアカウントを登録 する必要があります。

書類のやりとりなどがあって多少面倒ですが、ビジネス向けアカウントがあるとイベント登録サイトの connpass で前払いのイベントの作成ができます。

PayPalでは、1つのアカウントに複数の「メールアドレス」を登録出来ます。connpassのpaypal設定にそれぞれのメールアドレスを使用することで、PayPalの履歴で何の支払か見分けられるようになります(利用例: イベント登録 )。メールアドレスを用意するために、Google Groupを作成して、そのアドレスをPayPalのメールアドレスに設定します。設定は一社の会計担当が行います(PayPalログイン -> アカウント設定 -> 事業情報 -> メールアドレス)。

PayPalの1つのアカウントには、複数のユーザーを追加できます。追加ユーザーにはパスワードと権限を個別に設定できます。現在は「PyCon JP イベント」「会計事務所」ユーザーがあります。設定は一社の会計担当が行います(PayPalログイン -> アカウント設定 -> アカウント設定 -> ユーザーの管理)。

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外部との連携

PyCon JPを外部に伝えるために各種サービスを用意します。

イベント登録

イベントの参加登録には connpass を使用しています。 connpass ではイベント公開時に過去の参加者に通知がいくため、2つのグループを使い分けて使用しています。

  • PyCon JP - connpass: PyCon JPのイベント参加登録用のグループです。

  • PyCon JPスタッフ - connpass PyCon JPのスタッフ活動のイベント用のグループです。スタッフミーティングなどはこちらのグループで作成します。

connpassで有料イベントの開催する場合、PayPalのメールアドレスを設定します。メールアドレスは、イベント種別ごとに別のアドレスを使用します。PyConJP, PyCamp, その他イベントの支払設定を異なるメールアドレスで設定することで、PayPalの履歴でどのイベント向けの入金か見分けるためです(重要)。

  • connpassに設定するメールアドレスは、 pycon.jpメアド管理 を参照してください。

  • PayPalにメールアドレスを追加する方法については PayPal を参照してください。

Blog

各種お知らせを記述するためのBlogを用意します。 PyCon JP BlogBlogger を使用しています。

Blogの運営についての詳細は Blog を参照してください。

ソーシャルメディア

PyCon JP ではソーシャルメディアでの告知用に Twitter と Facebook Pages を運用しています。

BlogとSNSの連携

Blog で書いた内容を SNS でシェアするために、 dlvr.it というサービスを使用しています。

仕組みとしては、BlogのRSSを定期的に読み込んで、新しい記事が投稿されたら Twitter と Facebook Pages でシェアしています。